豊かさ、幸せの定義が変わろうとしている

先進国の消費成熟化、生産性改善による低価格化と、新興国の中間所得層の台頭により、消費のダウンサイジングが起こる。 

 

そして、企業主導の大量生産、大量消費型経済から、消費者主導の多品種少量生産型経済の時代になっていく。 

 

そして、主導権が企業から消費者に移っていく。 

 

企業や既得権益団体、政治家は、ブラックボックスから引っ張り出され、不当に得ていた利益を得られなくなる。 

 

 

私たちは、成長を求めてあくせく働き、いろいろなモノを買い揃え、さらにモデル・チェンジのたびに買い替えることによって、物質的には満たされたが、豊かさや幸せを実感することができなかった。 

 

手に入れたのは、お金やモノに絡んだ腐敗や、働いても幸せにならない虚しさであった。 

 

 

これからは、幸せ、豊かさの定義が、モノの所有やお金、名誉から、目に見えない価値(経験価値)、本質的な価値に移行、進化して、人とひとがつどい、つながり、一人ひとりを活かし、輝く社会が現れてくる。 

 

 

今の若者は、自らの価値観を持って生きようとしている。 

 

モノに執着せず、モノを買わない、使わない、持たない、エコやレトロ、中古品や手作り品が大好きという価値観を持ち、様々なモノに対する所有欲や執着心が弱く、自分の世界の中で、慎ましく仲良く生きようとしている。 

 

 

より純粋な人間関係や、自分の物差しで価値があるもの、本質的な価値を、求め始めている。